弁護士資格なく会社整理=容疑でコンサル会社捜索−警視庁(時事通信)

 弁護士資格がないのに会社の整理業務をしたとして、警視庁保安課は30日、弁護士法違反容疑で、経営コンサルタント会社「ドリームグループ」(東京都中央区、星博社長)と、元関連会社社長の男(43)ら2人の都内の自宅など計8カ所を家宅捜索した。
 捜索容疑によると、男ら2人は昨年3月14日、経営不振に陥った埼玉県川口市の玩具メーカーの男性社長から相談を受け、弁護士資格がないのに「事業再生への道」という書面を示した上、司法書士を通じて会社分割の手続きをし、報酬として約680万円を受け取った疑い。
 同課によると、玩具メーカーは昨年7月に破産。同社の破産管財人が同年10月、弁護士法違反の疑いがあるとして同課に相談していた。 

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<仙谷担当相>子ども手当満額支給の前に給食費の天引き容認(毎日新聞)

 仙谷由人国家戦略担当相は28日、2011年度からの子ども手当の満額(月額2万6000円)支給に関し、「(保護者)本人の同意を得て、まずは学校費と給食費に充当することもあり得る」と述べ、市町村から保護者に子ども手当を支給する前に、給食費や教材費を差し引くことを容認する考えを示した。鳩山由紀夫首相も未納給食費の差し引きを検討するよう、長妻昭厚生労働相に指示している。

 また、仙谷氏は「保育などに使うなら、市町村が自由に使えるものにすることも考えられないわけではない」と語り、子ども手当の財源として市町村に交付する金額の一部を、市町村による保育所などの施設整備に回すことも検討するとした。東京都内で記者団に語った。【野原大輔】

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両陛下が「神馬」をご覧に(産経新聞)

 天皇、皇后両陛下は24日、皇居内にある宮内庁車馬課主馬(しゅめ)班の厩舎(きゅうしゃ)で、伊勢神宮(三重県)の「神馬(しんめ)」になる予定の国春号をご覧になった。両陛下はニンジンをあげ、笑顔で顔をなでられていた。

 宮内庁によると、神馬は「神様が乗る馬」とされ、伊勢神宮の内宮・外宮に2頭ずつおり、死亡すると皇室から新たな馬が贈られている。昨年11月に内宮の1頭が死亡したことを受け、乗馬などに使われていた国春号を陛下がお買いあげになり、6月以降に伊勢神宮に贈ることが決まった。

 国春号は21歳のせん馬(去勢馬)で、宮内庁の御料牧場(栃木県)生まれ。26日に御料牧場に移されて訓練を開始するため、両陛下がご覧になることになったという。

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エベレスト登頂ネット中継へ  登山家・栗城「みんなで夢を共有したい」(産経新聞)

 世界7大陸最高峰の単独制覇を目指す札幌市在住の登山家、栗城史多(くりき・のぶかず)さん(27)が今夏、単独・無酸素で世界最高峰のエベレスト(標高8848メートル)登頂を目指す。これまでに7大陸のうち6大陸の最高峰を制覇。エベレストは昨年、7950メートル地点で断念しており、今年、再挑戦となる。登頂の様子は動画で配信する予定だという。日本人初となる単独・無酸素での最難関へのチャレンジを前に栗城さんに話を聞いた。(加納洋人)

 ――酸素ボンベを使用しない無酸素での単独登頂は大変な困難が伴う

 「凍傷はもちろんですが。一番大変なのは睡魔です。7500メートルから先は、ほとんど寝ないで登っていく。寝ちゃいけないんです。横になって寝ると、呼吸が浅くなって、ぽっくりいってしまう」

 ――どのくらい寝ないのか

 「長いと、3日間は寝ない。酸素が3分の1の山で寝ていないと、ものすごい睡魔が襲ってくる。やがて、夢と現実の世界が錯綜(さくそう)し始める。真夜中に登っていて、ちょっと休むと、次の瞬間、なぜか札幌の自分の部屋にいる。暖かい布団の中に入りたくなる。『寝ちゃいけない』と登り続けると、今度は、実家にいる。玄関に父が立っていて、『寄っていけ、寄っていけ』と言う。そのとき寄っていたら、危なかったと思う」

 ――困難をどう乗り越える

 「8000メートルを越えて、ひとりで登り続けると相当苦しい。寒さが厳しく、孤独感もすごい。そんなとき、苦しみに対抗しようとすると、苦しみはどんどん増していく。逆に苦しみから逃げても、追っかけてくる。苦しみは受け入れるしかないんです」

 ――どうやって受け入れる

 「単純なんですけれど、苦しみに感謝するんです。苦しいときに、『すべてに感謝、ありがとう』と言葉に出す。苦しみに感謝して、ピンチをチャンスにかえていくんです」

 ――登頂の模様をどうやって動画で配信する

 「自分でビデオを持っていき、片手で撮りながら登る。昨年のエベレストではインターネットで生中継した。最先端の送信機と電池を背中にかついで登っていき、7000メートルの地点で待機するスタッフに映像をとばし、さらにそのスタッフが6400メートルの地点のスタッフに映像をとばして生中継した。今年もエベレストで生中継にチャレンジする予定です」

 ――強靭(きょうじん)な体力が必要ね

 「僕は身長162センチ、体重60キロと小柄です。病院の先生にからだを調べてもらったことがあるんですが、上半身と下半身の筋肉、肺活量など、すべてが平均以下だった。昔、ぜんそくでしたから、肉体的にはすごくもなんともない。ただ、普通の人は筋肉が疲れると、乳酸値が上がりますが、僕の場合、ある一定のところを超えると、体が乳酸値を下げようとするそうです」

 ――登山を始めたきっかけは

 「失恋です。高校卒業後、東京で1年間くらいブラブラとフリーター生活をしていた。目標も夢もない。希望は高3のときから付き合っていた2歳年上の彼女だけ。北海道に戻って、その彼女と一緒になろうと決心した。彼女の好みのタイプは『車を持っている大卒の公務員』。好みに合うように、札幌の大学に入学し、公務員試験の勉強も始めた。でも、買ったばかりの車の中で彼女にふられてしまった」

 ――ショックだった

 「彼女にふられ、部屋にずっと閉じこもっていた。ひきこもりです。朝から晩まで寝ている毎日。1週間以上寝ていたら、布団に人の形の黒カビがはえた。びっくりして、そのときスイッチが入った。『このままでは人間以下だ。何かやり始めなきゃ』。でも、何をやるのか。僕をふった彼女は、冬山を登る本格的な登山をやっていた。どうして小柄な彼女が山に行くのか、彼女が見ていた世界を見たくなった。僕は、彼女への未練から登山を始めたんです」

 ――それで目的を見つけた

 「自分のひきこもりの経験から、夢とか希望を持って、そこに歩んでいけるのが人間だと思った。登山の様子を動画で配信する企画を立てたのも、夢が実現するか、しないかをみんなで共有したいと思ったから。あんな兄ちゃんが、あんなすごいことができるんだったら、私も何かできるかもしれないと思ってくれるかもしれない。僕のやっている登山も何か意味を持つのではないかと思った」 

 ――しかし、命にかかわる挑戦です

 「登山で一番重要なのは、登ることじゃなくて、執着しないということ。夢、目標を持って向かっていくことは、実は簡単なんです。でも、途中で下りなければいけないときがある。そのとき一番大切なのは、執着しないことです」

 ――あきらめる決断が重要

 「人間は自然に向かっていっても勝てない。自然の中で生かされている。登れるかどうかは、山の神様が決めること。山っていうのは、本当にこわいところなんです」

 ■栗城史多(くりき・のぶかず)昭和57年6月生まれ。北海道今金町出身。現在、札幌市中央区在住。平成16年からこれまでに、北米・マッキンリー、アフリカ・キリマンジャロなど6大陸の最高峰を単独で制覇。平成19年からは、ヒマラヤ山脈のチョー・オユーなど8000メートルを超える3つの高峰の無酸素・単独登頂に成功した。著書に「一歩を越える勇気」(サンマーク出版)

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普天間 米、現行案履行要求へ 下旬の外相会談 変更なら継続使用(産経新聞)

 【ワシントン=佐々木類】オバマ米政権は、今月下旬に行う方向で調整中の日米外相会談で、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)移設問題に関し、日本側に名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部へ移設するとした現行案の履行を改めて求める方針だ。

 「現行案が最善」との立場をとる米政府は、日本側が現行案を変更した場合、普天間飛行場を継続使用せざるを得ないとの判断を強めており、シュワブ沿岸部以外の移設先を検討中の鳩山由紀夫首相は一層苦しい立場に追い込まれそうだ。

 日本政府は現在、辺野古のキャンプ・シュワブ陸上案を軸に、米軍ホワイトビーチの埋め立て案なども検討している。23日には鳩山首相が平野博文官房長官、岡田克也外相、北沢俊美防衛相らと政府案の調整を行う予定だ。

 一方、米政府は普天間飛行場の移設先に関し、現行案が「最善」との立場を変えていない。理由は「米政府は何年にもわたって多くの別の解決策を研究し、現行案以外の問題点や弱点を指摘できる」(キャンベル国務次官補)からだ。

 実際、日本政府内で浮上している移設先は、地元沖縄側が反対だったり、海兵隊の航空兵力と地上部隊の一体的な運用上、移設が困難だったりする場所ばかりだ。

 ただ、沖縄県の負担軽減に配慮する日本側へも理解を表明。日米関係の決定的な悪化を避けるため、日本政府に対し、「米国は日本とともにさまざまな異なる可能性に向き合う用意がある」(キャンベル氏)との意向を伝えている。

 米政府は、外相会談などを通じて普天間飛行場の継続使用の可能性をにじませることで、日本側に現行案の履行を強く迫る考えだ。

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イラク戦争、検証が課題=政府答弁書(時事通信)

 政府は19日の閣議で、自公政権がイラク戦争を支持し、陸上・航空両自衛隊を同国に派遣したことについて、「異なる判断もあり得たのではないかとの考えもあり、当時の政府の判断の検証は将来の課題だ」とする答弁書を決定した。赤嶺政賢衆院議員(共産)の質問主意書に答えた。
 イラク戦争に対する小泉内閣以降の一連の対応をめぐっては、岡田克也外相が10日の衆院外務委員会で検証を行う意向を表明している。 

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大津波警報、「適切」6割=意識高いが怖さ過小評価−東大(時事通信)

 日本人の多くは津波に関する基本的な知識を持っているものの、危険性の認識は十分とはいえないことが、チリ大地震による津波を機に東大地震研究所が実施したインターネット調査で分かった。気象庁の大津波警報発令は、6割以上の人が適切だったと評価した。
 調査は5日から7日にかけて実施。全国の20代から60代以上まで各年代の男女206人ずつ、計2060人の回答を集計した。
 「地震発生と津波発生に関連があるか」「外国で発生した地震の津波が日本まで到達することがあるか」などは95%程度が正答。一方、太平洋を伝わる時の速度「ジェット機程度」、沿岸に近づくと速度が「遅くなる」の正答率はそれぞれ23%、13%にとどまった。
 「第1波だけでなく第2波、第3波と来ることがある」の正答率も95%に上ったが、3人に1人は今回の報道などで初めて知った人だった。
 危険と思う津波の高さは、1メートル以上(36%)、3メートル以上(19%)など、1メートル以上とする回答が約6割を占め、立っているのが困難となる「50センチ以上」は30%だけだった。
 大津波警報は「適切だった」が63%、「必要以上に不安をあおった」は24%。「もっと注意を呼び掛けるべきだった」も5%あった。
 調査を実施した大木聖子助教は「日本人は基本的な知識を有しているが、50センチでも危険だともっと認識してほしい」としている。 

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ミス福分け娘「亀戸大根どうぞ」(産経新聞)

 伝統野菜を残そうと、江東区亀戸の香取神社で7日、「亀戸大根収穫祭」が行われ、約500本が無料で配布された。

 亀戸大根は江戸末期、同神社周辺で栽培が始まったとされ、長さ約30センチ、太さ約5センチ。強い辛みが特徴で浅漬け用に人気を集めた。宅地化が進んだ大正末期ごろから地元で姿を消し、現在は葛飾区の農家が栽培。地元では商店主らが結成した「かめの会」(福地憲一代表)が提唱し、小・中学校で栽培を続けている。

 この日は、地元の小学生らが栽培した亀戸大根数十本を同神社に奉納、収穫を祝った。境内では「福分けまつり」が開かれ、巫女(みこ)姿の都立江東商高の女子生徒3人がミス福分け娘として登場、「福分け〜、福分け〜」の掛け声で金色の小づちを振り、用意した亀戸大根を配布。亀戸大根を使ったみそ汁などが振る舞われた。

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<消された年金>記録訂正の確認手段 厚年基金や健保でも(毎日新聞)

 長妻昭厚生労働相の「年金記録回復委員会」(委員長・磯村元史函館大客員教授)が、厚生年金の加入期間が実際より短い「消された年金」について、厚生年金基金や健康保険の記録が確認できれば、原則として年金事務所で記録訂正を認める方向であることがわかった。訂正・支給まで1年前後かかる場合もある総務省年金記録確認第三者委員会を経ず、記録回復を迅速かつ簡易に進める目的。月内にも新基準案を固める。

 新基準案では、企業が社員の保険料を自主運用する厚生年金基金か企業の組合健康保険の記録から、加入日や脱退日が確認できる場合に訂正を認める。

 回復委が新基準案の根拠としたのは、第三者委員会が昨年8月末までの厚生年金の訂正申し立て処理2万9133件中1456件を抽出した調査結果。旧社会保険庁の記録と厚年基金や組合健保の記録が食い違った29件は、すべて厚年基金や健保の記録の方を本来の期間と認めていた。

 一方、1456件のうち雇用保険を基に訂正の是非を判断した424件では284件で認めながら140件は認めていなかった。民主党内では「雇用保険の記録があれば、年金保険料も天引きされていたと考えられる」との見方があるが「保険料が安い雇用保険には加入しても、保険料が高い厚生年金は脱退していた可能性もある」との指摘もある。

 回復委は昨年11月、国民年金の記録の空白期間が2年以内で他に未納がない場合などに年金事務所で訂正を認めると公表している。【野倉恵】

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